皮膚外科手術(形成外科):短時間で日帰り手術行っています
年齢と共に増えてくる、皮膚のさまざまな『できもの』(皮膚腫瘍)につきまして、積極的に外科的治療を行っております。次世代型の最新手術機器であるサージ卜口ンDualを採用し、ほとんど出血もなく、短時間で日帰り手術を行うことが可能となっております。また、皮膚腫瘍は切除した後の良性と悪性の正しい診断も必要となります。当院では専門医として責任を持ってこれらの診断も行い、必要な場合にはすぐに大学病院などの連携施設に紹介する体制を整えております。
そのほか、当院で検査や治療を行うことが可能な皮膚疾患は下記のようなものがあります。
- 皮ふ・皮下腫瘍
- 血管拡張性肉芽腫
- 脂腺母斑
- 粉瘤(アテローム)
- 母斑細胞性母斑
- 扁平母斑
- 脂漏性角化症(老人性いぼ)
- 老人性血管腫
- 大田母斑
- 脂肪腫
- 基底細胞がん
- 単純黒子
- 稗粒腫
- 有棘細胞がん
- 熱傷
- 汗管腫
- 悪性黒色腫
- 外傷(切り傷、かすり傷、犬猫咬傷)
- アクロコルドン(スキンタッグ)
- 日光角化症
- 多発性毛包嚢包症
- ボーエン病
- ケロイド・肥厚性瘢痕
- 石灰化上皮腫
- ケラトアカントーマ
- 巻き爪・陥入爪
- 皮膚線維腫
- 軟性線維腫
- 指(趾)粘液嚢腫
- 眼瞼黄色腫
- 老人性脂腺増生症
当院のラジオ波メス「サージトロン」での手術の大きなメリット
現在、病院などで最も良く用いられている一般的な電気メスは主に500KHzの周波数を用いており、電気の力で切開や止血を行っています。しかし実はこの周波数では、切開の時に大きな抵抗が生まれるため、炭化(皮膚が黒コゲになる)によって周囲の皮膚をかなり損傷してしまいます。
一方で、当院で使用している高周波ラジオ波メスは、4.0MHzという電気メスよりもはるかに高い周波数を採用する事で、必要な部分にのみ高いエネルギーを加えることが出来るため、過剰な発熱や熱による変成を抑え、炭化による組織損傷を最小限に抑えることが出来ます。
また、レーザーなどの場合、その強力なエネルギーにより生体組織が破壊されますが、高周波ラジオ波メスのエネルギーは細胞単位で、しかも水分子のみに作用するため、白く煮えたように穏やかな止血を可能にします。もともと皮膚科の領域の手術では、ほとんどの場合、出血はごく少量ですみますが、このラジオ波メスを用いることでさらに出血を最小限に抑えることが可能となっております。
サージトロンDual EMC
また、サージトロンはIEC国際安全基準を標準化しています。自動回路チェックや対極板接続の安全監視機能、エラー表示システムなども搭載しており、安心して施術を受けていただく事が可能です。また、症状や部位などに合わせて、150種類以上の電極が用意されており、細やかで柔軟な処置が可能となっています。